FC2ブログ

高田洋一“呼吸する翼” Takada Yoichi "Breathing Wings"

美術家・高田洋一の空気の僅かな動きや、風に反応する作品たちを紹介しています。   代表的な作品、最近作を取り上げながら、解説風に制作史をお話しています。展覧会情報、教育普及、日々のデキゴトも紹介しています。カテゴリから選んで楽しんでください。連絡先:〒252-0003 神奈川県座間市ひばりが丘3-15-2 P/046-258-0191 E-mail:takada.yoichi@nifty.com

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「風の話を聞く花」 台湾 「2011花蓮平地森林園区国際芸術祭-MASADI-豊美緑境」

本日は昨年2011年に参加した台湾の芸術祭(2011花蓮平地森林園区国際芸術祭-MASADI-豊美緑境)で制作、インスタレーションした作品「森の話を聴く花」をご紹介しましょう。
この作品もYOU YUBE動画をご覧いただけます。ハラハラと緑の中で風に踊る作品を楽しんでください。

◆05・DSC05163・補正・

◆P1090793・
■ 森の話を聴く花 2011
直径/600×L/1300(㎜)×52基
竹、木、ポリエステル、ステンレス、ベアリング、他

◆01・20110520-0455・補正・L

この作品は、台湾の林務局の主催の芸術祭に参加した際のものです。
台湾・花蓮市の若い森を開発の手から守り、グリーンツーリズムの思想で森林公園として整備しようとする運動の中で開催された芸術祭です。 この作品を提案したときのコンセプトをご紹介します。

      -森の声を聴く花-

      人は木を切り倒し、自分達の暮らしを豊かにしてきた。
      森は黙って、私達を支えてくれてきた。
      私達は森を搾取し続けてきた。

      そろそろ発想を変えようじゃないか。
      私は森から与えられた糧を元に、
      自然の言葉を伝える装置(アート)を作った。

      風に踊る花のアートは、木と竹でできている。
      見えない風の言葉を私たちに伝えてくれる装置だ。

      私はこの広い草原に未来の森を夢想する。
      森を育み、自然と共に生きるには、何が必要だろう。

      私たちが自然の言葉に耳を傾ければ、
      答えは風が運んできてくれるかもしれない。

      見えない風の言葉から学ぼうとする心が、
      自然と共に生きる道を教えてくれる。

      2011/02/01

最後にオマケ話を。

当初、作品の花の部分は、写真のような航空合板に着色して、出来るだけ自然素材で制作する予定でした。
私が設計図を作り、現地の手配で制作をすることになりました。
さて、当初入手可能と言われた素材が入手できず、直前になって大失敗の報告・・・。
止むを得ず、作品のようなポリエステル系の樹脂素材を採用しました。
環境問題に関わる提案でしたので、自然素材にこだわった主催者の気持ちは充分理解していました。

でも、きっと、航空ベニヤに塗装をしていたら、もっと花は重たくなって、動きは鈍くなったでしょう。そして、光を透かした軽やかな色や光も得られなかったですね。
皮肉なことに現地での実験が失敗したことで、作品自身は魅力的になりました。
※ 樹脂素材を分解するには一定のコストが掛かります。石油製品の優れた性能を認めつつ、教条主義的にならない環境保護意識も必要ですね。
■P1080951・・・

■P1080958・・・2





スポンサーサイト
  1. 2012/03/15(木) 14:45:46|
  2. OUTDOOR
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<「水の声」2009 新潟市新津美術館 前庭 /水と土の芸術祭参加 | ホーム | 教育普及活動・WS、講座、出前授業>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://winglab.blog.fc2.com/tb.php/9-472e4247
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

高田洋一彫刻研究所

Author:高田洋一彫刻研究所
高田 洋一/Takada Yoichi(彫刻家/Sculptor)'56年大阪生


'79大阪芸術大学美術学科卒
'05-'10東京大学大学院総合文化研究科「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員
'90文化庁芸術家在外研修員としてベルリン留学。


■ 和紙、竹、石などを用いた僅かな空気の流れを捉える繊細で緩やかな作品の動きが早くから注目され、内外美術館、画廊での展覧会開催


■ 主な受賞/'81第15回現代日本美術展/大賞。第6回ブルネル・アワード/奨励賞―芸術の鉄道への適合部門―、他。


■ 主なコレクション/兵庫県立近代美術館、富山県立近代美術館、埼玉県立近代美術館 他にパーマネント・コレクション。


■ 主な公共プロジェクト/JR大阪駅、日本経済新聞社本社、横浜銀行本店、横浜国際総合競技場、香港・青衣駅(Tsing Yi Sta.)など大規模な公共作品の作例多数。「水の声」「風の花」「風の道」「森の光」など建築的、環境装置的な展開も注目される。


■ 主な教育普及活動/アートとサイエンスなどを繋ぐWS、教育普及にも'85から各地の美術館、学校で活動。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

INDOOR (16)
OUTDOOR (5)
PUBLIC SPACE (9)
BIOGRAPHY(Japanese) (1)
BIOGRAPHY(English) (1)
EDUCATION(Japanese) (7)
EXHIBITION (12)
未分類 (0)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。