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高田洋一“呼吸する翼” Takada Yoichi "Breathing Wings"

美術家・高田洋一の空気の僅かな動きや、風に反応する作品たちを紹介しています。   代表的な作品、最近作を取り上げながら、解説風に制作史をお話しています。展覧会情報、教育普及、日々のデキゴトも紹介しています。カテゴリから選んで楽しんでください。連絡先:〒252-0003 神奈川県座間市ひばりが丘3-15-2 P/046-258-0191 E-mail:takada.yoichi@nifty.com

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「月の影」、「翼Ⅷ」

You Tubeに動画のある作品をご紹介しましょう。

月の影」と「翼Ⅷ」です。
宜しければ「高田洋一チャンネル」から他の作品もご覧ください。

■月の影4×5 1H

■DSC08140

月の影」1990(2006再制作)
和紙(防水)、アルミニウム、ステンレス
直径:1800(㎜)

この作品ほど、写真でその動きを説明することが難しい作品はありません。
壁面にレリーフのように2つのリング状のユニットが、5箇所の関節で、相互にズレながら回転運動と、上下の運動をする・・・・これは判りませんね(笑)

先に少し説明(良い訳)を致します。
上の写真では、リングがいくつも映っていますね。
これは、二つのリングが動く軌跡を、ストロボ撮影で写したものです。
ですので、作品の実態は2個のリングなのです。

さあ、その些か解りにくい「月の影」の曖昧な動きを動画で見て頂ければと思います。

You Tubeというメディアのお陰で、直ぐに皆さんにその感じを多少とでも、確認して頂けるようになりました。
それでも、人間の目というのは、メディアの眼以上に大変優れた能力があります。
本当に僅かにずれて動く瞬間を感じることが出来ます。
1秒間に2、3cm動く気配やリズムも感じ取ることが出来ます。
空気の微妙な動きが作る、このシズル感は実作品で感じて頂きたいところです(微笑)

そう、ゆっくりとリングが動くとき、壁面の影も共にシンクロしながら動きます。
影と実作品が作る虚実の風景も作者の目論見です。


■会場風景023(トリミ完全版)

■DSC08120

翼Ⅷ」1988
和紙、竹、木、ステンレス、鉄、真鍮
H/500×W,D/2600(㎜)

下から眺めた風景です。
実はこのストラクチャーの景色は、上面の和紙の姿とのギャップが男の子に受けます(笑)

■P1100050

ドイツでの展覧会('88 第二回ペーパー・アート・ビエンナーレ、レオポルド・ハッシュ・ムージアム:ドイツ デューレンHP/日本語)のためにパッケージ・システムと共に考えた作品です。
それぞれのユニットが独立して動く風景は、漂う雲のようでもあり、波のようでもあります。
決して、自然の風景を再現しよう考えたことはありません。
コンパクトに分解が出来て、複雑な動きを生み出せるシステムを考えた結果生まれた作品です。

自然への敬意を持ちつつ、自然の秩序に逆らって制作をすることは不可能です。
むしろその自然の力が、作家のエゴイズムをコントロールしてくれるのですが。
でも、自然の風景を再現しようとすると、きっと不様なものになるでしょう。
ただただ、その力に身を任せるものを作ることだけを考えています。

■DSC08143

これが「翼Ⅷ」を分解し、梱包した様子です。
この梱包した風景をご紹介できるのは、Blogならではデスね。





















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  1. 2012/03/13(火) 17:41:01|
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プロフィール

高田洋一彫刻研究所

Author:高田洋一彫刻研究所
高田 洋一/Takada Yoichi(彫刻家/Sculptor)'56年大阪生


'79大阪芸術大学美術学科卒
'05-'10東京大学大学院総合文化研究科「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員
'90文化庁芸術家在外研修員としてベルリン留学。


■ 和紙、竹、石などを用いた僅かな空気の流れを捉える繊細で緩やかな作品の動きが早くから注目され、内外美術館、画廊での展覧会開催


■ 主な受賞/'81第15回現代日本美術展/大賞。第6回ブルネル・アワード/奨励賞―芸術の鉄道への適合部門―、他。


■ 主なコレクション/兵庫県立近代美術館、富山県立近代美術館、埼玉県立近代美術館 他にパーマネント・コレクション。


■ 主な公共プロジェクト/JR大阪駅、日本経済新聞社本社、横浜銀行本店、横浜国際総合競技場、香港・青衣駅(Tsing Yi Sta.)など大規模な公共作品の作例多数。「水の声」「風の花」「風の道」「森の光」など建築的、環境装置的な展開も注目される。


■ 主な教育普及活動/アートとサイエンスなどを繋ぐWS、教育普及にも'85から各地の美術館、学校で活動。

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