高田洋一“呼吸する翼” Takada Yoichi "Breathing Wings"

美術家・高田洋一の空気の僅かな動きや、風に反応する作品たちを紹介しています。   代表的な作品、最近作を取り上げながら、解説風に制作史をお話しています。展覧会情報、教育普及、日々のデキゴトも紹介しています。カテゴリから選んで楽しんでください。連絡先:〒252-0003 神奈川県座間市ひばりが丘3-15-2 P/046-258-0191 E-mail:takada.yoichi@nifty.com

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出前授業から生まれた落下するアート-「私の不思議タネ」

●P1080169

小学校4年生のころ、校舎の窓から一枚の紙切れを落としたとき、その細い紙切れが風に乗って、
くるくると運動場を渡って飛んで行く姿に見とれていた私は、その時、空気と出会ったのです。

その後、病は高じて登下校の道すがら、紙を撒きながら帰る子供になってしまいました。
勿論、担任にも、近所の大人たちにもとても怒られました。

それから、数十年経ちました。
私のその時の喜びは、作家としての活動の原点になっています。

私が、WSや、出前授業(アーティスト・イン・スクール)として、活動を開始したのが1985年。
この「私の不思議タネ」というプログラムを始めて、発表したのが富山県立近代美術館(2000年)での
WSの時でした。

その後、タネの材質を研究し、子供たちが、造形を重ねても、重くならず、あくまでも風に乗ることのできる
軽やかな「タネ」の実験が続けられる、今のスタイルが生まれました。

この「タネ」をくす玉風の箱に詰めて、体育館の天井から拡散させると、小学生の子供たちは、
あの時の私と同じ体験をすることができると信じて、パフォーマンスを進化させています。

勿論、この動機づけの後、子供たちが思い思いにカタチの実験をしながら、新しい「タネ」を開発してくれます。
それらをまたくす玉(箱)に積めて、フィナーレをすることで、私たちのコラボレーションは完結します。

●P1080165 01◆DSC04380 02◆DSC04381 03◆DSC04599 


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  1. 2013/12/17(火) 13:10:28|
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プロフィール

高田洋一彫刻研究所

Author:高田洋一彫刻研究所
高田 洋一/Takada Yoichi(彫刻家/Sculptor)'56年大阪生


'79大阪芸術大学美術学科卒
'05-'10東京大学大学院総合文化研究科「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員
'90文化庁芸術家在外研修員としてベルリン留学。


■ 和紙、竹、石などを用いた僅かな空気の流れを捉える繊細で緩やかな作品の動きが早くから注目され、内外美術館、画廊での展覧会開催


■ 主な受賞/'81第15回現代日本美術展/大賞。第6回ブルネル・アワード/奨励賞―芸術の鉄道への適合部門―、他。


■ 主なコレクション/兵庫県立近代美術館、富山県立近代美術館、埼玉県立近代美術館 他にパーマネント・コレクション。


■ 主な公共プロジェクト/JR大阪駅、日本経済新聞社本社、横浜銀行本店、横浜国際総合競技場、香港・青衣駅(Tsing Yi Sta.)など大規模な公共作品の作例多数。「水の声」「風の花」「風の道」「森の光」など建築的、環境装置的な展開も注目される。


■ 主な教育普及活動/アートとサイエンスなどを繋ぐWS、教育普及にも'85から各地の美術館、学校で活動。

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