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高田洋一“呼吸する翼” Takada Yoichi "Breathing Wings"

美術家・高田洋一の空気の僅かな動きや、風に反応する作品たちを紹介しています。   代表的な作品、最近作を取り上げながら、解説風に制作史をお話しています。展覧会情報、教育普及、日々のデキゴトも紹介しています。カテゴリから選んで楽しんでください。連絡先:〒252-0003 神奈川県座間市ひばりが丘3-15-2 P/046-258-0191 E-mail:takada.yoichi@nifty.com

「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-06

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8月24日、川口アートギャラリー・アトリアでの「ダイアローグ」展の会場で、中野綾子・加藤千明両氏のダンスパフォーマンス「鉄の箸と紙の斧」が開催されました。18:00からの60分間のパフォーマンスに30名を超えるお客様が足を運んでくださいました。ありがとうございます。

二人は、時に監視員の体で、時に会場を回遊する観客のように、日常の身体の動きと、ダンスとしての身体表現の境界線をユーモアを交えた表現で見せてくれました。

作家の通常作品の展示空間と共に、ダンボールを使った展示空間の両方を使って、楽しませてくれました。
僭越ながら、我々作家二人も、ゲリラ参加をいたしました。

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  1. 2013/08/29(木) 12:52:47|
  2. EXHIBITION
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「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-05

■■P1170305

青野氏が、ハンマーで打ち抜いたダンボールの板が、何十枚も「発句」として、私に委ねられていました。

会場に、次々生み出される作品が増殖する中、これ以上作品のヴォリュームを増やすことは避けて、設置する場所も床だけではなく、壁面や天井に展開をすることが必要になっていました。

その中で、私が青野氏のダンボールの野性的な表情を活かしつつ、高田らしい回答とするために考えた方法が、写真のように「ダンボール」を壁面に水平に取り付け、穴を通して壁面に映る影と光の作品として展開することでした。

一見、暴力的に重ねたダンボール板をハンマーで打ち抜いた「発句」は、木漏れ日のような、或いは魚影の群れのような、複雑で、美しい影を生み出してくれます。

この豊かな影の表情は、規格品のパンチング材では決して得られない。
まさに彫刻家が生み出した「生きた穴」であることを感じます。

高さ:約3.5m×幅:7.2mの壁面いっぱいの作品は、自分にとっても最大の屋内作品になりました。

この作品も、展覧会後には消え去ります。
ぜひ、会期中に実物を目撃願えればと思います。

■■P1170300 ■■P1170324 ■■P1170308 ■■P1170292 ■■P1170299 ■■P1170268




  1. 2013/08/20(火) 00:01:23|
  2. EXHIBITION
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「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-04

■■L-P1160993

これもまた、前回同様ダンボールの特性を活かした手法で制作をした「造形の発句」です。
私は、225㎜幅にカットしたダンボールのフラットバーをランダムにつないで行きます。
それを床に立てると、初めは、素直な折れ線グラフのような、心電図のような形で、ジグザグの形が生まれます。

このインスタレーション的な造形の増殖手法は、先の宮崎氏が会場でドラム演奏をしてくださった際に、青野氏と高田が造形で参加するという状況になった時に、即興的に観客やドラマーの周辺を増殖する造形で囲って行くという制作を行った時に生まれたものです。

この造形は、折り畳むことができ、また別の場所で組み立てることができます。
ただ、ダンボールの性質上、どんどん新たなところが折れ曲がり、置き換える度にその形はどんどん変化して行きます。

楽しくもやっかいな「造形の発句」です。
青野氏は、このやっかいな造形もワイルドに取り込んで制作をされたようです。

私は、明日8月17日(土)次の制作をしに会場へ参ります。
如何な展開になっているでしょう。

■■L-P1160997 ■■L-P1160998 



  1. 2013/08/16(金) 10:28:04|
  2. EXHIBITION
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「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-03

■■L-P1160983

段ボールの細く切ったフラットバー状の板を束ねて接着。
それを立てると、ダンボールは勝手に枝やクモの足のように折れ曲がり、天然の造形を生み出します。
置き換えるたびに、形は変化します。
私としては、ダンボールとの出会いが生み出した新たな造形です。
作者の意図が介入しない、オートマティズム的な彫刻制作手法です。

さて、この「発句」を青野氏はどのように料理するでしょうか。

ぜひ、川口アートギャラリー・アトリアの会場にお運び頂いてご確認頂けると嬉しいです。

■■L-P1160991
  1. 2013/08/15(木) 15:44:47|
  2. EXHIBITION
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「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-02

■■L-P1160975

「ダイアローグ」経過報告の2回目です。

写真のカタチは、青野氏からの発句を高田が返句したものです。
彼から、ポテトチップスを組み合わせたような、造形が出てきました。
確かに切込みを入れた、構成的な造形なのですが、彼の持ち味で、独特のグズッと感のあるモノでした。

差し込んだだけで、固定をしていない造形ゆえに、下手に動かすと、崩れてしまう、ハラハラモノでした。
止むを得ず、まずは接着剤で接続部を固定することから始めました。(まるで、彼の下請け仕事のようです・笑)

カタチが落ち着いたところで、カッターナイフでつぎつぎと穴を空けて、少し風通しをよくするような心持で作業しました。

結果、ポテトチップスが、レンコンの構成作品に変身って感じです。
今回は、こんな返句の展開でした。

  1. 2013/08/11(日) 17:50:44|
  2. EXHIBITION
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「ダイアローグ」-公開制作による造形の対話 -現在進行中-01

■■L-P1160952

■■L-P1160980 ■■L-P1160981


青野正氏との「造形による対話」は、7月21日から始まり、既に会期も半ばの8月11日になります。
彼との造形のやり取りは、もう20件以上になります。
ドラマーの宮崎氏とのセッションの折には、即興での制作で大幅に作品数も増殖。
8月3,4日の子供たちを対象にしたWSでは、20点の小型発句を制作して、子供たちと造形を交感し合いました。

経過報告の1回目。
青野氏の発句(ダンボールを見ずに溶かして、再び乾燥させたコンブのような造形)を高田が受け取り、
海底の風景のような波に揺らめくコンブのようなモビールにした返句をご紹介します。

風の仕事を続けてきた高田としては、まずは会場の天井に青野氏の造形を泳がせたいと思いました。
まずは、素直な返句になったと思うのですが。


  1. 2013/08/11(日) 17:42:51|
  2. EXHIBITION
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プロフィール

高田洋一彫刻研究所

Author:高田洋一彫刻研究所
高田 洋一/Takada Yoichi(彫刻家/Sculptor)'56年大阪生


'79大阪芸術大学美術学科卒
'05-'10東京大学大学院総合文化研究科「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員
'90文化庁芸術家在外研修員としてベルリン留学。


■ 和紙、竹、石などを用いた僅かな空気の流れを捉える繊細で緩やかな作品の動きが早くから注目され、内外美術館、画廊での展覧会開催


■ 主な受賞/'81第15回現代日本美術展/大賞。第6回ブルネル・アワード/奨励賞―芸術の鉄道への適合部門―、他。


■ 主なコレクション/兵庫県立近代美術館、富山県立近代美術館、埼玉県立近代美術館 他にパーマネント・コレクション。


■ 主な公共プロジェクト/JR大阪駅、日本経済新聞社本社、横浜銀行本店、横浜国際総合競技場、香港・青衣駅(Tsing Yi Sta.)など大規模な公共作品の作例多数。「水の声」「風の花」「風の道」「森の光」など建築的、環境装置的な展開も注目される。


■ 主な教育普及活動/アートとサイエンスなどを繋ぐWS、教育普及にも'85から各地の美術館、学校で活動。

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