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高田洋一“呼吸する翼” Takada Yoichi "Breathing Wings"

美術家・高田洋一の空気の僅かな動きや、風に反応する作品たちを紹介しています。   代表的な作品、最近作を取り上げながら、解説風に制作史をお話しています。展覧会情報、教育普及、日々のデキゴトも紹介しています。カテゴリから選んで楽しんでください。連絡先:〒252-0003 神奈川県座間市ひばりが丘3-15-2 P/046-258-0191 E-mail:takada.yoichi@nifty.com

「白い一日」-人の気配で天井がゆれる、紙の部屋

◆白・DSC08051・・

今日は、前回の「水の声」に続いて、人が作品の中に入ることができる作品です。
白い紙で囲われた、ただの部屋?
いいえ、それだけではないんです。

◆白・中・P1080323 ◆P1080318・ ◆P1100115 ◆P1100113 ◆_O0X5316・

 
この作品も、人が中に入ることで、或は室内の微妙な空気の流れを受けて、作品の天井部がゆっくりと揺らぐのです。
天井には、いくつもの穴が空いています。
その穴を通して、室内の照明光が、作品の中に木漏れ日のような光の水玉を作ります。

天井がゆっくり動くとその光もゆっくりと部屋の中を漂います。
静かに光を愛でるように、部屋の中で過ごすこともいいですね。

友達と静かに語り合う場所としても使えますね。

この作品の最大の特徴。
完全に分解できて、移動可能な部屋なんです。つまりモバイル。

この部屋の紙を張るのに、実は一切ノリも接着剤も使っていません。
四隅のフレームが二重になっていて、外側へのテンションを加えることで、紙をパンッと張ることができます。

ですので、何回でも分解して紙は筒に巻き取って、移動が可能。

勿論分解しやすくすることで、機動性を高めるという目的もありましたが、同時に張力構造で携帯が成立するという彫刻的なテーマもあってのことです。

黒いフレームの部分はカーボンパイプを使っています
全てジョイントで分解できます。
紙はロールにして巻き取り、フレームは軽量なので、女性でも移動ができます。

志はアートですが、生活の中で機能する現代彫刻という思いで制作しました。

2012年秋、新潟の水と土の芸術祭で、地元の和菓子舗「にむらや」さんの店内に作品展示をして、お客様にお茶とお菓子を楽しんで頂くという展覧会を計画しています。

YOU TUBEで「瞑想の森」というこの部屋の姉妹作品を紹介しています。
そちらもご覧頂ければ幸いです。

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  1. 2012/05/07(月) 14:41:00|
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プロフィール

高田洋一彫刻研究所

Author:高田洋一彫刻研究所
高田 洋一/Takada Yoichi(彫刻家/Sculptor)'56年大阪生


'79大阪芸術大学美術学科卒
'05-'10東京大学大学院総合文化研究科「科学技術インタープリター養成プログラム」特任教員
'90文化庁芸術家在外研修員としてベルリン留学。


■ 和紙、竹、石などを用いた僅かな空気の流れを捉える繊細で緩やかな作品の動きが早くから注目され、内外美術館、画廊での展覧会開催


■ 主な受賞/'81第15回現代日本美術展/大賞。第6回ブルネル・アワード/奨励賞―芸術の鉄道への適合部門―、他。


■ 主なコレクション/兵庫県立近代美術館、富山県立近代美術館、埼玉県立近代美術館 他にパーマネント・コレクション。


■ 主な公共プロジェクト/JR大阪駅、日本経済新聞社本社、横浜銀行本店、横浜国際総合競技場、香港・青衣駅(Tsing Yi Sta.)など大規模な公共作品の作例多数。「水の声」「風の花」「風の道」「森の光」など建築的、環境装置的な展開も注目される。


■ 主な教育普及活動/アートとサイエンスなどを繋ぐWS、教育普及にも'85から各地の美術館、学校で活動。

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